ラクトフェリンは様々な健康への効果があると知られるようになりましたが、そのまま飲んでも成人では効果がほとんどありません。
赤ちゃんの場合には効果があるのにどうしてなのでしょうか。
胃の機能がしっかりとしてしまったためであり、工夫をして飲むことが必要になります。
ラクトフェリンが普通に飲んだら効果がない理由
ラクトフェリンを成人が普通に飲んでも効果がないのは、飲んでも分解されてしまうからです。
もともとタンパク質でできているため、様々な環境に対して不安定な特徴があります。
飲んだ場合には食道を経て胃に到達しますが、胃の強い酸性の環境の影響で分解してしまいます。
そのため、いくら飲んでも分解されてしまって小腸まで届くことがないのです。
ラクトフェリンが全身で健康への効果を発揮するためには小腸で吸収されたり、大腸で腸内細菌に作用したりする必要があります。
そこにまで到達できないため、普通に飲んでしまうと効果が失われてしまいます。
赤ちゃんなら効果が発揮される
母乳の中に含まれている成分であるラクトフェリンは赤ちゃんの場合には飲んでも効果を発揮すると言われています。
これには二つの理由があるのです。
一つは効果のうちでも抗菌作用や抗ウイルス作用についてしっかりと発揮されるという点であり、口から食道に至る部分での感染を防げます。
赤ちゃんは免疫力があまりないので、母乳を飲んで胃に到達するまでの間の部分でも感染防御に働く作用がとても重要になるでしょう。
もう一つは胃の機能がまだ十分に発達していなくて胃の中の酸性度が成人に比べて低い影響によります。
完全にはラクトフェリンが分解してしまわないため、一部は小腸にまで到達できて効果が発揮されるのです。
成人が飲むなら工夫が必要
成人がラクトフェリンを飲んで効果を発揮させるには工夫が必要です。
胃の酸性の環境をかいくぐって小腸から先にまで到達できなければなりません。
そのための方法として最も注目されているのが腸溶性加工が施されたサプリメントの活用です。
腸溶性加工が行われていると胃ではまだ溶けずに存在し、胃を通過して小腸に届いた時点で溶け始めます。
すると、胃酸の影響を受けずにラクトフェリンが小腸に到達できるようになるのです。
こういった工夫が施されているサプリメントを使用すると成人でも効果が出ると期待できるでしょう。
工夫次第で赤ちゃんでなくても効果が得られるようになっているのです。
飲み始めてからお腹のぽっこり具合が減ってきた感じがします!
デブ菌を減らすというキャッチコピーに惹かれて購入して1ヶ月くらい。食べすぎても太りにくくなった気がするかも?
ヨーグルト風味で飲みやすいし、コスパも良いので続けやすいですね。