今回はラクトフェリンが糖尿病へどう働きかけるのかをご紹介してみようと思います。以前にもAGEs(終末糖化産物)のご紹介で糖尿病はAGEsを増やす病気であると簡単に触れたことがございますが、予備軍を含めて2000万人を超えるといわれる国民病ですのでもう少し詳しくお届けしたいと思います。
糖尿病には2種類あります
糖尿病患者は予備軍を含め2000万人を超えることは冒頭にお伝えしたとおりですが糖尿病そのものに1型糖尿病と2型糖尿病と2種類あることはご存知だったでしょうか。そして99%が2型糖尿病で生活習慣が大きな要因となるタイプから「生活習慣病」と呼ばれます。ラクトフェリンはこの生活習慣型に有効である作用は後述いたします。
三大合併症
糖尿病で最も怖いのは合併症です。とくに三台合併症は高い確率で発症しやすくそれはとても軽度なものではありません。
三大合併症のひとつ、糖尿病性網膜症は失明となる原因の第一位です。数年~10年ほどかけてゆっくり進行していきます。「糖尿病患者でインスリンを打ちながらも外食癖を捨てない人を知っていますが失明となった場合家族にどれだけ迷惑がかかるか考えないのでしょうか」←あくまで個人の感想です。。
続いて糖尿病性神経障害です。これは比較的早く発症する合併症ですが重くなると指先などが壊死を起こし最悪切断となります。また、体臭も酷く臭くなるという特徴もあります。糖尿病で立ちくらみや勃起障害などある方はこの合併症が進行している可能性があります。
最後に糖尿病性腎症です。腎臓は体内の有害物質(老廃物)を濾過して排泄するための要となる内臓です。腎臓にはたくさんの毛細血管が通っており糖尿病になるとそこに障害が生じやすくなります。障害が大きいと腎臓の働きが悪くなるため透析による治療が必要となります。
後述しますがラクトフェリンがこれらの糖尿病性合併症に効果がなければ糖尿病に有効であるとはいえないくらい合併症は怖いのです。
がんも発症しやすくなる
糖尿病性合併症のメカニズムがわかっていると当たり前の話なのですが「がん」の発症リスクもあがってきます。以下は追跡調査のグラフです。
調査開始から11年間に男性3,907人、女性2,555人が何らかのがんにかかりました。糖尿病既往なしの人と比べ、糖尿病既往ありの人では何らかのがんにかかる危険性が男性で1.27倍、女性で1.21倍ほど高くなり、糖尿病と診断されたことのある人はない人に比べ20-30パーセントほど、後にがんになりやすくなる傾向のあることがわかりました。
※国立がん研究センター社会と健康研究センターより引用
画像が見にくくなるので男性はグラフから省略しましたが、肝がん2.24倍・腎がん1.92倍・膵がん1.85倍・結腸がん1.36倍・胃がん1.23倍という統計結果が出ています。
動脈硬化も発症しやすくなる
動脈硬化は心筋梗塞や脳梗塞の原因となる「血管内の状態」のことを言うのですが、糖尿病はこの動脈硬化の発症リスクをもあげてしまいます。血管内にできた血栓(血の塊)が脳血管まで飛んで詰まると脳梗塞となり、心血管で詰まると心筋梗塞となります。
いろいろと合併症を取り上げてきましたがこれはほんの一部です。糖尿病とはそれだけ多数の合併症を引き起こす病気なのです。「合併症を克服することができれば糖尿病を克服したも同然」と表現されることがありますがわかるきがします。
さて次回からこれらの合併症も含め糖尿病にラクトフェリンは果たして効果があるのか見ていこうと思います。【糖尿病の方はこちらもご覧下さい(ラクトフェリンと内臓脂肪①・ラクトフェリンと内臓脂肪②)】
飲み始めてからお腹のぽっこり具合が減ってきた感じがします!
デブ菌を減らすというキャッチコピーに惹かれて購入して1ヶ月くらい。食べすぎても太りにくくなった気がするかも?
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