前回は、一般的な栄養素や化粧品を中心に肌トラブルへアプローチ法をご紹介いたしました。今回はラクトフェリンがもつ三種の神器と称して3つの美肌効果をご紹介いたします。
強力な整腸作用
美肌効果三種の神器のひとつ目は、その強力な整腸作用があげられます。また、強力な整腸作用がありながら非常に安全で、しかも働き方に個人差が現れ難いというのも魅力のひとつです!!
では具体的に見ていきましょう。
- 悪玉菌への殺菌、静菌作用が確認されている
- 善玉菌には抗菌作用や静菌作用が働かないことが確認されている
整腸作用で重要なのは腸内細菌の環境を整えることです。大腸菌は便秘や下痢の原因となる悪玉菌ですが、ラクトフェリンはブドウ球菌なども含めて減少させる効果が確認されている成分です。
そして、驚くことに「大腸菌」や「ブドウ球菌」などには静菌作用を発揮しますが、「乳酸菌」や「ビフィズス菌」などには全くその効果はなく、逆に保護することが確認されているんです。
この驚くべき「都合の良い働きをする」メカニズムはまたの機会にご紹介するとして、腸のトラブルは「肌のトラブル」に直結しているといわれるほど大切ですので、腸の働きが悪いひとには利用しない手はないでしょう。
免疫を調節する作用
続いて、ラクトフェリン美肌効果三種の神器ふたつめは免疫細胞の調節作用です!整腸作用に欠かせないものに免疫細胞のバランスがあげられます。
免疫は体に入った異物を排除する兵隊さんですが、働きが弱くなりバランスを崩すとアレルギー(アトピーなど)や水虫などの皮膚トラブルにつながる大切な存在です。
そして、この兵隊さんの一種でマクロファージという掃除屋さんがいるのですが、ラクトフェリンはこのマクロファージを活性化することが知られています。体の掃除屋さんが活性化することは体をきれいに保つことにつながりますので、肌トラブルを避ける上で無視できない効果となります。
角質層で働く理想的な成分
美肌効果三種の神器みっつめは、化粧品として直接肌で働く効果です。
例えば、ニキビの原因のひとつにアクネ菌がありますが、増える原因に毛嚢内(もうほうない)の皮脂が増えてしまうことがあげられます(増える原因は前回の記事でチェックしてみて下さい)。詳細は以下にしるしますが、
- 毛嚢内の皮脂が増える
- アクネ菌が増殖する
- リパーゼが活性化する
- 遊離脂肪酸が発生する
- 皮膚が炎症する
- にきびとなる
ラクトフェリンは、2と3を抑制しニキビに間接的に働きます。
また、
長年のサラヤの研究の結果、ラクトフェリンがこれらの新陳代謝を活発化する皮膚線維芽細胞に作用することを発見しました!(サラヤのホームページより転用)
によると、コラーゲンやヒアルロン酸そしてエラスチンを作り出す代謝が活発になるようですので、肌の「ハリ」「しわ」にも期待できるようです。
ラクトフェリンの美肌効果は凄いですね。飲んでそして、肌につけてと「多機能タンパク質」の名に恥じない成分であることを改めて認識できました。
以上、肌トラブルとラクトフェリンでした。
飲み始めてからお腹のぽっこり具合が減ってきた感じがします!
デブ菌を減らすというキャッチコピーに惹かれて購入して1ヶ月くらい。食べすぎても太りにくくなった気がするかも?
ヨーグルト風味で飲みやすいし、コスパも良いので続けやすいですね。