ラクトフェリンが持つ歯周病に対する効果

体の健康を語る上で栄養素の存在はなくてはならない物ですが、体調や食生活に合わせた栄養素を摂取する事が重要です。
しかし中には汎用性の高い栄養素も存在しているので、選択肢の一つとして考えてみると良いでしょう。

体の調子を整えるお勧めの栄養素

数ある栄養素の中でもラクトフェリンは様々な体の部位において細胞や機能をサポートしてもらえるのでお勧めの栄養素です。

特に注目されている効果がウイルス等の増殖を防ぐ効果や免疫力を高めるといった物です。
これはウイルスが鉄と結合してヒドロキシラジカルという活性酸素が生産されてしまうのを防ぐためで、この他にも体内の金属と結合して有害な物を無害にしたりして活性酸素を徹底的に抑える特性があり、これをキレート作用と呼んでいます。

さらに抗酸化作用もあるのでアンチエイジングや美容に対しても有効で、一部では放射能の保護効果もあると言われています。
体の機能がそれぞれの機能を助ける形であらゆる器官や内臓が存在していますが、ラクトフェリンは到達した器官や体の部位によって様々な物質に分解されたり変化したりして健康を維持しようとするので、病気の予防に対しても有効です。

ラクトフェリンを摂取するには

健康維持に対して強力な効果を持つラクトフェリンですが、この栄養素を含む食べ物が少なく母乳を覗けば牛乳やチーズ、ヨーグルトといった乳製品に限られています。

そのうえ一日の摂取量の目安が１５０ミリグラム以上６００ミリグラムと意外に多く、一番多くラクトフェリンを含むチェダーチーズが１００グラム当たり０.３グラムとなっている事を考えると、通常の食事で摂取量の目安を満たす事はほぼ不可能です。
なのでサプリメントを服用して補給する事になります。

しかし注意しなければならないのはラクトフェリンは熱にとても弱く、食後や食事中といった食べ物の熱が体内に残っている内に服用してもまったく効果がありません。
なので服用に当たっては食事に近い時間は避けるようにしましょう。

歯周病にも効果がある栄養素

免疫力を強化するラクトフェリンですが、この影響で体の様々な場所の炎症を抑える働きもあります。これは歯周病に対しても同じで、ラクトフェリンが唾液に対して殺菌効果を発揮するためです。

さらに脳内物質であるエンドルフィンの分泌によって食事に適度な満腹感を得る効果もあるので、歯に付きやすい糖分の摂取を抑え歯周病だけでなく、糖尿病の予防にもなるので食生活が乱れている方には服用をお勧めします。