今回は、ピロリ菌感染者5,000万人(推定)が役に立つかも?しれない、ピロリ菌対策をご紹介いたします。これは、ピロリ菌の除菌治療がうまくいかない場合や、万が一に備えたい場合にお役に立つと思います。
なぜビタミンCが減る??
前回の続きですが、ピロリ菌に感染したひとの胃液の中に含まれる、ビタミンCの濃度が低いという事実があることをお話しました。
実はこれ「大変!」なことなんです。誰もが聞いたことのあるビタミンCは、体内での役割が非常に多く、また体内で合成することができないので、多くの研究者がサプリメントの併用を推進する重要なビタミンにもなっている栄養素なんです。
ビタミンCが減る理由は明らかになっていませんが、仮説として慢性的な炎症が原因ではないかという研究者の報告があります。
そして、この仮説が正しかった場合、慢性的な炎症による発がんは知られていますので、全て腑に落ちる筋の通った確かなお話となるのですが、残念ながら今は結果を待つしかありません。
事実に基づくおすすめの栄養素
続いて本題の、感染中のひとにおすすめな栄養素(食材)を、知られている事実をヒントにご紹介します。
※あくまでも慢性胃炎や萎縮性胃炎、十二指腸潰瘍を防ぐ(リスクを下げる)可能性のある食品です。直接ピロリ菌を除菌するわけではありませんのでご了承ください。
ピロリ菌感染中や感染後でわかっていること。
- 感染者の胃粘膜中のビタミンC濃度が低くなる
- ベータカロテンの血中濃度が高いと萎縮性胃炎になりにくいデータがある
以上のことから、ビタミンC及びベータカロテンは積極的におすすめするべき栄養素であるといえます。そして、もうひとつおすすめなのがビタミンEです。ビタミンEはビタミンCの再生に関わっているため、一緒に摂る方が効率が良いとされています。
例えば、ビタミンAを多く含むもの
ビタミンCを多く含むもの
ビタミンEを多く含むもの
- ナッツ類
- 食物油など(食用油の場合は商品を選ぶこと)
など、意識して食材を選ぶと同時に、地域にあわせた旬なものを選ぶことがポイントとなります。※必要に合わせてサプリメントを併用するのもおすすめです
ラクトフェリンはピロリ菌の天敵?!
最後に、直接ピロリ菌を懲らしめる可能性として期待されているラクトフェリンについてです。
気になる研究機関の報告は以下の2点です。
- ラクトフェリンは胃酸で変化すると強力な抗菌(殺菌)作用を発揮する
- ピロリ菌の増殖を抑える
まさにピロリ菌にとって、迷惑な作用が報告されていますので、除菌治療中の人もお医者さんに相談された上で、併用する道を探ってみてはいかがでしょうか。
補足:実は、このお話しピロリ菌だけではなく他のウイルスにも有効なので、感染症シーズンにもおすすめです。また、ラクトフェリンは、胃がんの予防以外にも大腸がんにも期待が持たれる天然成分です。
ピロリ菌対策でした。
飲み始めてからお腹のぽっこり具合が減ってきた感じがします!
デブ菌を減らすというキャッチコピーに惹かれて購入して1ヶ月くらい。食べすぎても太りにくくなった気がするかも?
ヨーグルト風味で飲みやすいし、コスパも良いので続けやすいですね。