今回は新生児に母乳がどれだけ重要かをお話していきます。母乳が出ないまたは少ないお母様にはお辛いお話しかもしれないのですが、あえて読んでいただきたいと思っております。知らなければ新生児にとっても害になるのですから。
新生児は突然危険にさらされる
生まれたばかりの赤ちゃんは非常にか弱く抵抗力をもっていません。お腹にいる間の赤ちゃんは母親のもつ恒常性(自然治癒力)により守られており安全ですが、突然その場所から出てしまうわけですから感染症などの病気になっても不思議ではありません。
もちろん医療の進歩も無視できませんが基本的に多くの新生児は外界の敵に打ち勝ち成長していきます。
初乳の成分
ときに生命とは私たちに驚くほど巧みな仕組みを見せてくれます。お腹にいる間の赤ちゃんは臍帯(へその緒)により栄養の補給や排泄また、母体によって外界から侵入してくる細菌やウイルスなどから守られている状態です。そして、出産後は母乳に切り替えて引き続き新生児を敵から守り成長を促します。
では、新生児に大きな影響を与える母乳の成分を見てみましょう。
- 炭水化物
- タンパク質(ラクトフェリンなど)
- 脂肪
- ビタミン類など
- 免疫グロブリン(免疫物質)
- パーオキシターゼ(抗菌)
- リゾチーム(抗菌)
など、新生児に必要な様々な栄養素や保護成分が含まれています。
初乳に多く含まれるラクトフェリン
初乳には新生児に必要な栄養素や抗菌成分など有用物質が含まれていますが、とりわけ目立って多機能な成分がラクトフェリンです。初乳の場合タンパク質の実に70%がラクトフェリンというデータもあります。
例えば牛乳と比べてみましょう。牛乳は1ミリリットル(ml)当たり20~200マイクログラム(μg)に対して、成乳で2000~4000μg!、初乳では6000~8000μg!!も含まれていることが分かっています。
ラクトフェリンは、生まれたばかりの赤ちゃんに筋肉や血液に必要な鉄を届け、胃や腸の粘膜を細菌やウイルスから守ったり、また腸内の善玉菌を増やし今後口から入ってくる様々な食べ物に備える準備を促すことなど多数の役割をこなす重要な成分です。
新生児にラクトフェリンを与えてほしい理由
簡単に理解するためのキーワードはふたつ「ペプシン」と「腸壁」です。新生児のうちは(離乳後ぐらいまで)ペプシンというタンパク質を分解する消化酵素を分泌しませんので母乳から摂るラクトフェリンを分解することなく腸まで届けることができます。
また、大人の腸壁の穴はラクトフェリンの大きなタンパク質を通しませんが、新生児の腸壁の穴は栄養素を効率よく吸収するためかラクトフェリンの大きなタンパク質も吸収することができるのです。つまり新生児はラクトフェリンタンパク質を100%活用できる唯一の時期なんです。
飲み始めてからお腹のぽっこり具合が減ってきた感じがします!
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