ラクトフェリンとは母乳や唾液などに含まれる糖たんぱく質の一種です。牛乳に含まれる糖たんぱく質として発見されました。
このラクトフェリンは主に便秘や下痢など消化器官を改善する効果があるとして近年注目されておりサプリメント商品として販売されています。
ではこのサプリメント製品がどのように作用して消化器機能を改善するのか、そしてサプリメント製品の効果的な飲み方とはどのような方法か、ということに関して解説します。
効果のメカニズムに関して
ラクトフェリンは前述の通り糖たんぱく質の一種です。この糖たんぱく質の特徴は、鉄に結合する性質を有することです。体内に入ると、消化管内で鉄分に結合していきます。
鉄は多くの細菌にとって発育に重要なものです。この鉄がラクトフェリンに奪われてしまうことで悪玉菌など細菌の多くは死滅してしまいます。
一方、乳酸菌やビフィズス菌などの腸内細菌は鉄要求性が低い細菌であるため、鉄が不足した状況においても消化管内で増殖します。
このようにして善玉菌が増殖し、便秘、下痢といった消化器症状が軽減されるのです。
ラクトフェリンの効果的な飲み方
まず効果的な飲み方として、服用するタイミングは夕食後が理想的です。
なぜかというと、夜寝ている間に消化器系の運動は活発になります。よって腸の広い範囲にこのサプリメントが行きわたるようになるのです。これによって腸の広範囲で整腸効果が期待できます。
併用すればより効果的になるもの
併用すればより効果的に整腸効果が得られるものとして、ヨーグルトや納豆などの発酵食品が挙げられます。併用することでヨーグルトや納豆に含まれる善玉菌が腸内で増殖しやすくなります。
またこの他にオリゴ糖の摂取がおすすめです。オリゴ糖とは糖鎖が数個連なる糖のことをいいます。このうち人の消化液に含まれるα-アミラーゼやα-グリコシダーゼで分解されない糖はオリゴ糖のまま腸へと達します。
しかし人が分解できないオリゴ糖でも善玉菌はそれを分解し、エネルギー源とすることができます。よってこれにより、より善玉菌が増殖しやすい環境が整えられるのです。
ヨーグルトや納豆などの発酵食品やオリゴ糖も、やはりラクトフェリンと同様に夕食後に摂取すれば、夜間の消化器運動が亢進する時間帯に腸の広い範囲に到達するためより効果的です。
これらの対策は日頃の生活から改善しやすいものなので、是非慢性的な便秘や下痢で悩んでいる方は行ってみてください。
飲み始めてからお腹のぽっこり具合が減ってきた感じがします!
デブ菌を減らすというキャッチコピーに惹かれて購入して1ヶ月くらい。食べすぎても太りにくくなった気がするかも?
ヨーグルト風味で飲みやすいし、コスパも良いので続けやすいですね。