HOME大腸がんにラクトフェリンが有効 ③大腸がん予防3つのポイント

大腸がんにラクトフェリンが有効 ③大腸がん予防3つのポイント

大腸がんにラクトフェリンが有効 ③大腸がん予防3つのポイント

前回までのラクトフェリントークは、日本人の中で急増する「大腸がん」のリスクについてお届けしてきました。一回目はハムやソーセージの発がん性について、2回目は飲酒(アルコール)や食物繊維を食べないことのリスクをご紹介いたしました。3回目となる今回は、ラクトフェリンの独壇場と言っても過言ではない大腸がんの予防法についてお届けしたいと思います。

免疫力をあげる

これは大腸がんの予防に限らないのですが、まず「免疫力」を上げる(下げない)ことが重要です。細菌やウイルスはもちろんのこと、自身の細胞が「がん」など異常事態が起こった場合に退治してくれる、日本で言う自衛隊のような役割を担当している細胞が免疫細胞です。

がんの場合キーマンとなるのがNK細胞(ナチュラルキラー細胞)という免疫細胞です。自身の細胞が異常状態になったとき、その信号を受け取り排除する細胞です。ラクトフェリンはこのNK細胞を活性化するといわれ注目されています。

活性酸素を除去する

つづいて「活性酸素」を除去、あるいは活性酸素の発生量を減らすことが大腸がんの予防にも役立ちます。活性酸素はがんに限らず、たくさんの病気の発病に関わっていることが証明されてきていますが、粘膜にできるがん(上皮性がん)についても活性酸素が原因のひとつになっていることがわかってきています。

最初の記事で大腸がんのリスクをお届けしたときに「大腸がんの7割がポリープ由来」であるというお話しをいたしました。そして、ポリープの殆どが粘膜にできる「出来物」だということが知られておりますので、活性酸素を対策することは粘膜を健康に保つのにつながるのです。

ラクトフェリンは、鉄分をコントロールすることで間接的に活性酸素を抑制する効果があります。聞いたことありませんか?「鉄ばかりを集中的に摂取すると老化が促進する」という話を。鉄はヒトにとって、とても大切なミネラルですが、バランスを崩すと「活性酸素の発生」に関わってしまうことがわかっています。

全てのメカニズムは解明されておりませんが、ラクトフェリンは鉄をトラップすることで負の連鎖を止める「ラジカルスカベンジャー」だということはわかってきているようです。補足ですが、この作用は同時に放射線対策にもつながります。

腸内環境を整える

最後は腸内環境を整えることです。便秘や下痢(下痢はまだ良い方)の方は注意が必要です。ラクトフェリンは、腸内に棲息する善玉菌を増やし悪玉菌を抑え込むことでバランスを保ちます。また、腸にポリープがある場合においてもラクトフェリンは縮小作用がある(多数の研究機関で発表されています)と注目されている理想的な整腸成分といえるでしょう。

全ての役割を包括するラクトフェリン

大腸がん予防の3つのポイントをご紹介してまいりましたが、結果として全てにラクトフェリンが有効であるということがわかりました。

免疫細胞(NK細胞)の活性化から、活性酸素の抑制効果そして腸内環境の改善まで、ラクトフェリンだけで全てこなしてくれますので忙しい方には便利な成分となるのではないでしょうか。

大腸がんとラクトフェリンでした(大腸がんにラクトフェリンが有効①)(大腸がんにラクトフェリンが有効②)

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