ラクトフェリンには脂質代謝改善作用が有る

肥満になると高血圧や糖尿病などの生活習慣病、がん、動脈硬化などさまざまな病気のリスクが高くなってしまいます。

改善するためにはダイエットなどが必要となりますが、ダイエット以外にも食事や脂質代謝改善効果のある成分を積極的に摂取することでより効率的に余分な脂肪を減らしていくことができます。

ラクトフェリンについて

ラクトフェリンとは、母乳や哺乳類動物の乳に含まれている糖タンパク質の一種になります。さまざまな働きをする多機能タンパク質のひとつで、鉄分と結合しやすいという特徴があります。

鉄分と結合することによって細菌の増殖を抑えて免疫機能を高める効果があり、腸内に入ることによって悪玉菌の増殖を抑制して善玉菌を増やす効果もあるため腸内環境を整えることにも効果的です。
鉄分も吸収しやすくすることから貧血予防なども期待できます。

脂質代謝改善作用とは

ラクトフェリンは脂質代謝改善をすることも期待できます。
腸管周りに存在している脂肪を内臓脂肪といいますが、内臓脂肪が溜まるとさまざま病気の原因となります。しかし、内臓脂肪はダイエットをしていてもなかなか減らないという特徴があります。

しかし、ラクトフェリンには脂肪を分解する作用があることが分かっています。脂肪の分解を促進するリパーゼの働きを助ける作用があるため、脂肪を減らすことができるのです。
また、脂肪の蓄積を抑えることも分かっています。脂肪の合成を抑制する作用によるもので、内臓脂肪を溜めずに減らすという働きがあるため脂質代謝を改善することに役立ちます。

ラクトフェリンのダイエット効果

脂肪を分解、蓄積を防ぐということはダイエットにも効果的なタンパク質といえます。
少量でも効率良く栄養吸収ができるようになるため食欲のコントロールがしやすくなるほか、腸内環境をよくすることでダイエット中になりがちな便秘を改善することができるようなります。

便秘が改善されれば新陳代謝が良くなり、痩せやすくなるだけではなく肌荒れやニキビの改善にも繋がります。
ラクトフェリンが含まれる食品としては、牛乳やチーズ、ヨーグルト、スキムミルクなどの食品があげられますが、熱や酸に弱いという性質を持つため市販の加熱して加工された牛乳やチーズでは量が少なくなっています。加熱していないゴーダチーズやチェダーチーズなどに入っています。

しかし、健康や美容効果を得るためには入っている量が少なく継続して食べ続けることは難しいため、毎日続けられるサプリメントなどがおすすめです。