牛乳に含まれるタンパク質のうち、およそ80%が「ガゼイン」というものです。
この「ガゼイン」は体作りと免疫力に大きな影響力を持っています。
牛乳に含まれるタンパク質の効果
ガゼインには小腸においてカルシウムの吸収を助ける、神経の興奮を鎮める、免疫力を高めて病原菌の増殖を抑える、といった効果があります。
また、ガゼインは体内で分解されると「ガゼインホスホペプチド」という成分を生成します。
この成分は他の食品に含まれているミネラルと結びつきやすいという性質を持っています。
そのため、ミネラルの吸収率が高まるというメリットがあります。
例えば、赤身の肉やレバー、大豆、プルーンには鉄分が多く含まれています。
しかしそれ自体、吸収率は決して良くありません。
赤身の肉やレバーのヘム鉄の吸収率は20%、大豆やプルーンなどのヘム鉄の吸収率はもっと低く数%しかありません。
しかし牛乳と一緒にそうした食品を摂取すると、ガゼインホスホペプチドの働きによって鉄分の吸収率が高まるのです。
もちろん、鉄分だけに限らず、他のミネラルの吸収率も高めてくれます。
このことから、ガゼインホスホペプチドは「ミネラルキャッチャー」という呼ばれ方もされています。
一方、ガゼインを除く残りのタンパク質はホエイと呼ばれるものです。
このホエイにも、免疫力を高める働きがありますが、その他にも骨を丈夫にする効果が期待できます。
なぜ牛乳に含まれるタンパク質が良いのか
タンパク質は「動物性タンパク質」と「植物性タンパク質」の2種類に分けられます。
前者は乳製品や肉、魚などに含まれているタンパク質で、後者は大豆などの豆類や穀物、野菜などに含まれているタンパク質です。
動物性タンパク質も植物性タンパク質も、我々の健康には欠かせないものですが、この両者には決定的な違いがあります。
それは「必須アミノ酸」のバランスです。
タンパク質は20種類にも及ぶアミノ酸からつくられています。
しかしそのうち9種類のアミノ酸は人間の体内では合成することができません。
これらのアミノ酸を「必須アミノ酸」と呼び、食品から摂取する必要があります。
しかし植物性タンパク質はこの必須アミノ酸が不足しがち。
一方、動物性タンパク質には9種類すべての必須アミノ酸がバランス良く含まれています。
牛乳に含まれるタンパク質は特に必須アミノ酸の含有バランスが良いです。
そのため、牛乳からタンパク質を摂ることをおすすめします。
筋肉づくりに必要な必須アミノ酸
タンパク質の摂取不足の影響は多岐にわたりますが、中でも深刻なのが筋肉の減少です。
筋肉の減少は体内で行われる基礎代謝を低下させ、健康的な日常生活を送るための身体機能までも低下させてしまいます。
筋肉を造るのに最も適している成分が必須アミノ酸なのです。
特に牛乳であれば料理の手間がかからず、毎日続けて手軽に摂取することができます。
しかも消化吸収に優れています。
健康な毎日を過ごすためにも積極的に牛乳を飲みましょう。
飲み始めてからお腹のぽっこり具合が減ってきた感じがします!
デブ菌を減らすというキャッチコピーに惹かれて購入して1ヶ月くらい。食べすぎても太りにくくなった気がするかも?
ヨーグルト風味で飲みやすいし、コスパも良いので続けやすいですね。