2010年に発足したラクトフェリン学会は、ラクトフェリンの人体に与える効果や作用などの研究を発表し、検討討議するオープンな組織です。
ラクトフェリン研究の先駆者
それ以前は、論文や研究結果を発表する場としてラクトフェリンフォーラムが存在し、専門家の交流や意見交換、研究結果や論文の検討論議などをしていました。
発足当初はラクトフェリンの知名度が低いことから、参加者も少なく小さな学術団体の域を出ませんでした。
しかし、ラクトフェリンの健康効果が知られ、知名度が上がるにつれて会員数が増えており、ラクトフェリンに対する関心の高さを示しています。
現在もラクトフェリンの研究は進んでいる
2015年11月には、ラクトフェリン国際会議(第12回)が名古屋で開催、国内外から実に150人もの専門家らが参加し、数々の応用・基礎研究結果が発表されました。
ラクトフェリン学会はフォーラム賞を創設しています。
学会で発表された演題の中から選定を行い受賞者を顕彰することで、ラクトフェリンの専門家の育成とさらなる研究の深化につなげようというわけです。
ラクトフェリン学会や専門からの努力も相まって、ラクトフェリンの作用や効果が徐々に明らかになりつつあります。
ラクトフェリンは乳・涙・唾液・血液などに含まれるタンパク質です。
特に、出産直後の人の母乳には牛などの動物由来のミルクよりも約10倍も豊富に含まれており、赤ちゃんが飲むことで健康維持を図る効果があると考えられています。
また、乳製品であるミルクやチーズ、ヨーグルトなどにも豊富に含まれているので、日常の食生活の中でも手軽に取り入れることができます。
人の母乳や動物の生乳以外にも、涙や唾液、血液などから体内で分泌される外分泌液や粘膜、さらには鼻汁までにも含まれており、外部から進入するウィルスや細菌の侵入から体を守る、感染防御機能があると考えられているのです。
ラクトフェリン研究の成果と今後
ラクトフェリン学会で発表され、動物実験により確認された結果では以下のことがわかっています。
生体防御作用としては、免疫調節作用として発癌予防や感染予防効果を発揮し、抗菌・抗ウィルス活性により、胃がんの原因となるピロリ菌歯周病菌の抑制します。
健康を維持・増進する作用としては、腸内のビフィズス菌の増殖を促し、腸内細菌のバランスをとることによる整腸作用、鉄分吸収調整作用による貧血改善、抗炎症作用による関節炎や大腸炎の改善、脂質代謝改善作用による内臓脂肪の低減します。
ラクトフェリン学会は、生体防御機能に大きく関わるラクトフェリン研究を促進し、人の生命と健康を実現を目指しています。
飲み始めてからお腹のぽっこり具合が減ってきた感じがします!
デブ菌を減らすというキャッチコピーに惹かれて購入して1ヶ月くらい。食べすぎても太りにくくなった気がするかも?
ヨーグルト風味で飲みやすいし、コスパも良いので続けやすいですね。