乾燥肌に効果があるラクトフェリン

年を重ねると肌の悩みは多くなります。とくに多いのが乾燥肌による肌トラブルです。
肌が乾燥してしまうと、肌のバリア機能が低下してしまい肌荒れやニキビなどさまざまなトラブルを引き起こしてしまいます。
肌トラブルを改善・予防するためには、肌の外側と内側からのケアが必要です。

肌が乾燥する理由

肌は外からの刺激から守る働きがあります。しかし、肌は絶えず摩耗していき内側から新しい細胞が生まれてくることで再生します。
加齢などによって新しい細胞がスムーズに再生しなくなることで、乾燥肌などになってしまうのです。

肌のターンオーバーが上手くいかなくなることで、古い角質が溜まりやすくなりメラニン色素なども肌に残りやすくなりシミやくすみの原因となってしまいます。
また、コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸なども紫外線などのダメージによって減っていき肌の乾燥に繋がります。

ラクトフェリンの効果

ラクトフェリンは母乳や哺乳類動物の乳に含まれるタンパク質の一種です。さまざまな機能がある多機能タンパク質の一種で、鉄分と結合しやすい性質を持ちます。
鉄分と結合することによって細菌の増殖を抑える効果があり、免疫力を高めます。腸内に入ることで善玉菌が増えるのを抑制し、善玉菌を増やすという腸内環境を整える作用もあることから便秘の改善などにも役立ちます。

便秘改善になれば老廃物などのデトックス効果もあるため美肌などにも効果的だとされています。
また、鉄分の吸収率を良くすることから女性に多い貧血を予防したり、ピロリ菌を減らす効果があるため胃の健康を保つのにも有効です。

ラクトフェリンで乾燥肌対策

ラクトフェリンは乾燥肌を改善するのにも効果的です。
体内の鉄や銅などを無毒化して活性酸素を発生を抑える抗酸化作用があります。抗酸化作用があることで細胞が酸化することを防ぐことができ、肌のターンオーバーをスムーズにすることができるようになります。

また、デトックス効果によって身体の内側からケアしていくことにも繋がります。
ストレスを緩和する効果もあることからホルモンバランスを整えることにも有効で、ホルモンバランスが整えば肌の乾燥を改善してニキビなども解消します。

身体の内側からのケアはラクトフェリンが有効ですが、肌の乾燥を改善するためにはコラーゲンやヒアルロン酸、セラミドなどの保湿成分を外側からケアしていくことも大切です。
肌の乾燥はラクトフェリンだけではなく、生活習慣なども含めて総合的にケアしていくことで改善することができます。