今回も引き続き大腸がんのリスクについてです。
飲酒に注意
前回は、加工肉の食べ方で発がん性物質になることをお話しいたしましたが、その事実にびっくりされた人も多いのではないでしょうか。しかし、あくまでバランスを欠いた場合にという条件がつくことをお忘れにならないようにしてください。これからお話しするアルコールも発がん性が認められていますが、適量だと心筋梗塞や脳梗塞の予防になるということと同様「益にも害にもなる」ということです。
しかし、大腸がんからみた場合は少し勝手が違っており「日本人の大腸がんの原因はアルコールが原因」という見方が圧倒的に多く、全く飲まない方が良いという結果があるくらいです。では、どの程度発がん率が高くなるのでしょうか。以下に国立がん研究センター予防研究グループのホームページの内容を示しておきます。
男性では、23-45.9g/日、46-68.9g/日、69-91.9g/日、92g以上/日のグループでまったく飲まないグループよりもそれぞれ1.4倍、2.0倍、2.2倍、3.0倍と、量が増えるほどリスクが高くなりました。
女性でも似たような結果が報告されています。メカニズムはまだはっきりわかっておりませんが、いずれにせよ休肝日を設けるなど上手にお付き合いすることが良さそうです。
運動不足に注意
続いて大腸がんのリスクを上げるのが運動不足です。運動不足は特に結腸がんにおいてリスクが高くなると評価されていますが、原因につてははっきりわかっていないようです。
ただ、運動不足は腸の活動をよわくし、結果として、便が長い時間腸内にとどまることになり、発がん性物質による害が大きくなると考えられているようです。いずれにしても、座位労働をしている人に大腸がんの発生率が高いことは事実ですので、心当たりのある方は気を付けるべきではないでしょうか。
食物繊維は食べない事がリスクに
続いて、食べることではなく食べないことでリスクが高くなるのが食物繊維です。食物繊維はAGE(老化因子)だけでなく、発がん性物質も包み込み粘膜に触れるのを防ぎ、便として排出してくれるありがたい成分です。
厚労省がすすめる野菜の摂取量は毎日350グラムですが、日本人は欧米人よりも野菜を食べていないのが現状です。食物繊維は「水溶性」と「非水溶性」とがありますがどちらも適度に食べることと、加工肉を含め赤肉などを食べるときには一緒に食べるようにしてください。
次回はいよいよラクトフェリンが大腸がんに有効である理由をお伝えいたします。(大腸がんにラクトフェリンが有効①)
飲み始めてからお腹のぽっこり具合が減ってきた感じがします!
デブ菌を減らすというキャッチコピーに惹かれて購入して1ヶ月くらい。食べすぎても太りにくくなった気がするかも?
ヨーグルト風味で飲みやすいし、コスパも良いので続けやすいですね。