ラクトフェリンには、血を造る造血効果があると言われています。血を造る器官といえば骨髄が思い浮かびますが、腸にも造血器官が備わっていると考えられています。
ここでは、鉄分と血液について、ラクトフェリンの造血作用、効果を高めるために必要な栄養素、についてみていきます。
鉄分と血液
血液は、形のある血球(赤血球・白血球・血小板)と液状の血漿成分の2つからできています。このうち、ここで重要なのが赤血球です。
赤血球の中にあるヘモグロビンは赤い色素からなっていて、酸素と結合して全身に酸素を送り届ける働きをになっています。
ヘモグロビンの成分で重要なのが鉄分で、鉄分がなければ血を造り出すことができません。
女性が生理中に貧血になりやすいから鉄分をせっせと摂っているのは、このことが関係しているのですね。
ラクトフェリンの造血作用とは?
ラクトフェリンは鉄分と結合しやすい性質を持っています。乾燥状態では赤い色をしていますが、これは鉄分と結合している証拠の色です。
腸内には善玉菌、日和見菌、悪玉菌の3種類の腸内細菌がいます。このうち、悪玉菌は成長するために鉄分が必要です。ここでラクトフェリンが強力に鉄分と結びついてしまえば、悪玉菌はエサを得ることができなくなります。
ラクトフェリンがその後に分解吸収されれば、無事に鉄を取り込んで血液を造ることができるようになります。
悪玉菌のエサを取り上げて増殖を防ぎながら、血を造るために必要な鉄分もちゃっかり確保するというすごい機能を持っているのがラクトフェリンです。
これだけでは血が造れない
造血のためには、鉄分だけでは足りません。
他に、葉酸とビタミンB12の2つの栄養素が必要です。
鉄、葉酸、ビタミンB12のどれが欠如しても、血が造れないので巨赤芽球貧血という貧血になってしまいます。
骨髄中の造血幹細胞が血液の赤ちゃん(赤芽球)になって、赤血球に成長します。しかし、巨赤芽球貧血という貧血では、赤芽球が膨らんで破裂してしまい、赤血球が壊れてしまいます。
血を造るには、鉄分、葉酸、ビタミンB12とラクトフェリンを摂取すれば万全の対策ができるということです。最近のサプリメントでは、それぞれの成分が複数配合されているものも登場しているので、チェックしてみるといいでしょう。
特に女性は生理中の経血のために貧血になりやすいので、サプリメントから補うことも考えてみましょう。もちろん、食事から摂取することを心がけることも大切です。
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